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「命令」を「確認」に

職場では、上司や先輩から「○○して!」「○○しておいて!」など命令する場面がたくさんあると思います。

上司や先輩は気軽に使う「命令」ですが、実は「命令」というコミュニケーション手段は難しいものなのです。少なくとも、職場で良好な人間関係を作っていきたいのであれば、「命令」は使わないことです。

命令というコミュニケーションを使わない方がいい理由は、どんなに丁寧に命令しても、きつい表現になってしまうからなのです。

あなたが上司や先輩だっとして、部下や後輩に命令するとしましょう。あなたが後輩や部下に気を使って命令しても、部下や後輩は少なからず「強制されたような気分」になるでしょう。

人から好かれたいなら、そのような「強制」を人にしてはいけません。最終的に「強制」と同じ結果を得られるように、命令しないコミュニケーションをとった方がいいのです。
その方法こそが「確認」です。確認とは、何かを同じように考えている、知っているということを相手とやり取りすることです。

「見積書を作っておけ」

という命令ではなく、

「見積書を作らないといけないんだ。お願いできる?」

という確認にしてみましょう。

「今日中に仕上げろよ」

ではなく、

「今日中に仕上げられそう?」

と言ってみましょう。

きっと、周囲の人はあなたのコミュニケーションの柔らかさを感じるでしょう。

確認の表現を使って、強制的な雰囲気を出すこともできるので、気を付けて確認するようにしましょう。