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人間関係を維持するには嘘も方便

日本の文化は「誠心誠意」という価値を大切にしてきました。日本人の一番大切な価値観は誠心誠意だといってもいいでしょう。

子供の教育でも「嘘つきは泥棒の始まり」ときつく教えられます。正直であることが何より日本人にとって大切なのです。

しかし、良好な人間関係を維持発展させていくためには、誠心誠意であればいいというわけではありません。良好な人間関係には、必ずしも正直な性格は役に立ちません。しかし、嘘をついていいというわけではありません。

要は嘘も方便というものです。職場の人間関係を維持、発展させるためには、相手を思いやった嘘もつかなければいけません。

職場の人間関係では、必ずしも正直であることが望まれているわけではないのです。本当のことを話すことで、相手は不安になったり、不快感を抱いたりするかもしれないのです。

良好な人間関係を維持発展させることを考えると、相手がどのように考えるのか、受け止めるのかを思いやることが必要です。

良好な人間関係を保つために、本当のことを言うのではなく、相手の発言を尊重して話したり、その場をしのぐことも大切なのです。